tanijiri makoto
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2013年 02月 03日
ここ数年絶え間なく続けてきたコンペ。
依頼を頂いて進行する通常業務で忙しくても、依頼されていない時になにを自分たちが考える事ができるのか、またもっと世の中にある建築がどうすれば良くなるのか、そんなことをここ数年、考え続けてきた。 コンペで何度もファイナリストに残るものの2位で負けた悔しい思いや、全くかすりもしなかったり、それでも考える事をやめないようにしてきた。 去年は7つのコンペに応募し、5つがファイナルに残ったけれども、結局勝つことは出来なかった。 つい先日、滋賀県の守山中学校のコンペでもファイナルに残った。 8社が最終選考に選ばれたが、殆どが経験豊富な建築家の方の中、ぼくたちの案も残ることが出来た。 最近では過去に中学校をつくったことのある建築家のほうが安心な空気が漂っているが故、若手の事務所が提出できるコンペやプロポーザルはほんのわずかなのが現状だ。 だからこそ、そんな中でも若手が選ばれるためには、若手に頼みたい状況さえも提案出来なければ駄目なのかもしれない。 そんな事を考えながら先日の公開プレゼンに挑んだ。 まわりの先輩方のプレゼンを見る機会にも恵まれ、先輩方の圧倒的な説得力も間近に見ることができた。 ぼくらに足りない点や、劣っているところも、充分に理解出来た。 ただ先輩方になくて僕たちにあるものは、はじめて学校を設計するということかも知れない。 はじめてだからこそ、あらゆることに不安を感じながら、いままで当たり前であったことも再度疑ってみることが出来るだろうし、経験がないからこそ既成概念にとらわれることなく、もっと良くなる新しい考え方を提案出来る可能性があるともいえるし、どんなに些細な事でも耳を澄まして、沢山の人の声を聞きながら設計を進めていく事が柔軟な考えをもつ我々にはできるとも思えた。 もちろん建築家は、コミュニケーションができないと駄目なことは当然だけれども、そんな当たり前なことに誠意を持って向き合いたいと考えた。 どんなふうに伝わったかはわからないけど、いまは経験がある諸先輩方がはじめて学校をつくった瞬間が過去にあったように、ぼくたちもその瞬間に辿り着けるように走り続けるしかないようにも思う。 世の中は、そんなはじめてに対して決して好意的ではないかもしれないけれども、はじめてには多くの魅力が潜んでいる。 新しいことにチャレンジするということ、それは、はじめての事ばかりかもしれない。 不安と期待が入り交じった緊張感の中で、けっして背を向けることなく最後まで諦めることなく、はじめてに向き合っていくこと。 知識や経験を得るためにも、はじめてということを、今後も大切にしながら設計活動を続けていきたい。 そんな事を考えた、審査日前日の日曜日でした。
by supposebiyori
| 2013-02-03 12:35
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